利用困難な空き家275戸 岩見沢市17年実態調査

2018年01月11日 15時00分

 岩見沢市は、昨年実施した空き家実態調査の結果をまとめた。対象は過去1年間に水道が使われなかった住宅1628戸で、空き家は867戸、そのうち破損しているものが275戸あることが判明。今月中にも空き家等対策審議会を開き、この結果などを踏まえながら、2018年度に策定する空き家対策計画の内容を検討する。

 市内の住宅戸数は13年時点で約4万1700戸。このうち約4000戸が空き家となっている。管理不全な空き家も多く、市では注視しながらパトロールを続けていた。

 空き家については、持ち主が分からなかったり、仮に解体したとしても持ち主から解体費を回収できるか分からないなど、さまざまな課題を抱えていることから、対策計画を策定し、今後の取り組みなどを明確にすることにした。

 計画策定に先立ち、昨年8月から、市内1628戸を対象に実態調査を実施。このうち867戸が空き家で、さらに275戸が屋根や壁に破損があり、今後の利活用が困難であることが分かった。

 また、「雪の重みで家が壊れそう」「草が伸び過ぎている」「屋根が飛びそう」といった市民から苦情のある管理不全な空き家は昨年11月末時点で200戸あり、このうち30戸は所有者不明となっている。


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