イベントなどで連携 北広島市と日ハムがパートナー協定

2018年01月16日 12時00分

 北広島市と北海道日本ハムファイターズは15日、パートナー協定を締結した。両者はボールパーク誘致に向けた実務者協議の中で、結果を待たずに取り掛かることができるソフト面での連携に合意。球団がボールパークの候補地について一定の方向性を出す3月を前に、結び付きが一つ増えた。

上野市長(右)と竹田社長が協定書に署名した

 札幌市内の球団事務所で開いた締結式で、上野正三市長と竹田憲宗社長が協定書を交わした。両者の資源を利活用し、相互発展に向け協働する。更新は1年ごと。球団はこれまで、ニセコ町、美唄市、新十津川町、紋別市、足寄町、士別市とパートナー協定を結んでいて、今回が7カ所目となる。

 球団はスポーツ教室やメディカルクリニック、食育講座を複合した「スポーツコミュニティin北広島市」を2月17日に開催するほか、6月末には「きたひろしま30㌔ロードレース」と連動したイベントを予定。小中一貫教育でのキャリア教育「大志学」に関連した事業、小中学校の体育授業に関連した事業なども展開する。

 竹田社長はスポーツコミュニティの実現という企業理念に触れ、「球団はことし15周年目を迎える。新たな道へしっかりレールを敷き、進化させたい。市の課題を見つけて一緒に解決し、役立ちたい」と強調。上野市長は「協定を機にファイターズの知見を共有させていただき、スポーツを核としたまちづくりで子どもたちに夢と希望を与えたい」と期待を寄せた。

 竹田社長は北広島市内での試合開催を検討する意向も表明。上野市長は、現在市内に対応できる施設がないことから、まずは3月に球団側が出す結論を見た後で整備などを含む方向性を出す考えを示した。


関連キーワード: さっぽろ圏 スポーツ

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,392)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,305)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,304)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,114)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,050)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。