北見労基署によると、厚生労働省が労災防止への意識向上を目的に実施している「あんぜんプロジェクト」の労基署別参加企業数で、同労基署管内が全道1位、全国2位となった。
厚労省は2011年から、同省ホームページ内に同プロジェクトのサイトを立ち上げ、登録各社の安全活動状況、労災発生状況を公開しており、各企業の労災防止に向けた意識を啓発している。
17年12月に鐘ケ江建設(本社・北見)がプロジェクトに参加したことで、北見労基署管内の参加企業数が17社となり、労基署別プロジェクト参加企業数で全道1位となったほか、全国でも東京の中央労基署の22社に次いで全国2位となった。
北見労基署の井森一晶安全衛生課長は「北見管内で参加している17社のうち16社が建設業。今後も建設業にリードしてもらい、幅広い業種の参加につながれば」と期待する。
同労基署管内でプロジェクトに参加する水元建設(本社・北見)の担当者は「他の会社の安全への取り組み状況も知ることができる。多くの企業が参加し、安全に向けても競争意識を持って、レベルアップできれば」と話している。
同プロジェクトへの参加は、ホームページから参加申請書をダウンロードして申し込める。問い合わせは同プロジェクト事務局、電話03(3595)3225まで。