パチンコ・パチスロ店などを経営するベガスベガス(山形市香澄町2丁目8の1、高橋秀之社長)は、JR釧路駅近くの複合商業施設「アベニュー・クシロ」跡にパチンコ店を建設し、2018年内のオープンを目指している。設計は道外2社に依頼中で、コンペによって2月中に設計内容を決める。施工業者の選定後、今春にも着工したい考えだ。
建設地の敷地は1万158m²で、17年に東京の不動産会社が武田商事から土地を取得。建物の解体は2月までに完了する見通し。ベガスベガスは東京の不動産会社から土地を賃借する。
パチンコ店の規模については、中高層の立体駐車場を併設した大規模店舗、平置き駐車場か低層の立駐を併設した中規模店舗、必要最小限の小規模店舗などの複数のパターンで検討中。施設内容は、パチンコ以外でも集客できる「サプライズ的要素を考えたい」意向で、コンペを経て決める。
本社担当者によると「道内は建築バブルで建築費が高騰している。早く着手するに越したことはないが、予算オーバーするようなら、スケジュールの先送りも検討する」と話している。
ベガスベガスは北海道、東北、関東でパチンコ店を展開するほか、アミューズメント施設、ゲームセンター、日焼けサロン、フードサービスなどを運営。昨年12月には、世界自然遺産のハロン湾があるベトナム北部のリゾート地・ハロン市内のホテルにカジノを出店している。
道内には同社のパチンコ店が12店舗あるが、釧路市への出店は初めてとなる。