東小の大規模改修は7月にも着工 岩見沢市

2018年02月02日 08時00分

 岩見沢市は、東小大規模改修について早ければ4月にも建築、機械、電気に分割して一般競争入札で公告する。いずれの工種も特定共同体の結成を条件とする見通し。6月の定例議会で契約の承認を経て7月からの着工を目指す。工事完了は2019年9月を予定している。

 東町2条7丁目にある東小校舎(RC造、3階、延べ4579m²)は1975―81年に完成。耐震性に問題があったことから、耐震壁やブレースなどで補強する耐震改修を、約8000万円かけて15年度に実施した。このとき施したのは補強工事のみで、内部などの改修は行っていなかったため、今回は老朽化が進んでいる校舎の大規模改修に取り組む。

 改修では、屋根は無落雪屋根に、外壁は外断熱仕上げ・塗装を行い、一部はガルバリウム鋼板で仕上げ、外窓はアルミ断熱サッシとする。内装と設備では、教室や廊下などはビニール床シートを使用し、暖房はFF式個別暖房機、照明器具はLEDに変更。電気設備や配管の更新、トイレの洋式化を実施するほか、車椅子児童が利用できるエレベーターも新設する。

 改修後は新設のエレベーター部分などの面積が増築となるため、総延べ床面積は165m²ほど増える見通し。

 工事が大規模になることから、グラウンドの岩見沢高等養護学校側に仮設校舎を設置。仮設校舎はプレハブ、2階、延べ2500m²を想定しており、仮設校舎設置には約2億円を見込む。仮設校舎は18年10月から19年8月まで利用し、同月末ごろ改修した校舎に移転する考えだ。

 事業費は現在のところ12億―13億円を試算しており、これには仮設校舎設置費用を含むが、設計費用は含んでいない。

 現在は3月末までの予定で久米設計が基本・実施設計を進めている。


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