帯広市は、2018年度から帯広競馬場の厩舎(きゅうしゃ)建て替えを開始したい考えだ。1972年ごろの建設が6棟、79年ごろの建設が22棟あるが、築年数が35年以上経過し老朽化が進んでいることから18年度から数棟に着工する見通し。実施設計は17年度に谷津設計に委託。1棟当たりW造、平屋、厩舎部分が延べ360m²程度、住居部分が130m²程度としている。
西13条南9丁目にある帯広競馬場には、スタンド西側に5万9063m²の厩舎地区がある。地区内にはW造、24馬房の厩舎が28棟ある。うち72年築の6棟は平屋建てで、調教師ら関係者の居住スペースが建物の両側に2戸ずつ計4戸ある。79年築の22棟は2階建てのため、居住スペースは1、2階に8戸ある。
竣工から35年以上経過し、老朽化が進行している。これまでは改修することで対処してきたが、16年度に見直したばんえい競馬運営ビジョンでは、競馬事業を継続的に開催できるよう老朽化した競馬場施設や設備の更新、改修の検討を運営改善の課題に挙げていた。