道は、2018年度に私立学校の耐震化を促進するため補助制度を創設する。これまで耐震診断に対する補助のみだったが、公立学校の耐震化率を大きく下回っていることから、格差を解消するため、改修工事にも助成する。補助率は事業費の6分の1、小中高校は2億円を上限とする。
私立学校の耐震化率は、17年4月1日現在で78.8%と公立学校の94.4%を大きく下回っている。道はこれまで私立学校の耐震化を促進するため、14年度に補助制度を創設し、耐震診断費の3分の2、150万円を上限に支援してきた。
18年度からは、耐震診断の補助に加え、耐震改修工事にも財政支援する。対象は、文部科学省の補助対象となっている施設。補助率は6分の1、補助事業費は幼稚園が1億円、小中高校が2億円を上限とする。文科省の補助率が3分の1であることから、道の補助と合わせると最大で2分の1の支援を受けることができる。18年度予算に1億2630万円を計上した。