倶知安町でホテルを経営する香港資本のスーパーオクサン(倶知安町山田188の19、レディー・アイビー・クオック・ウー社長)は、札幌市南区定山渓温泉で計画する高級旅館新築の施工者について、数社から見積徴集をしており、近く選定する考えだ。工期は4月から2019年4月までとし、同5月の開業を想定している。
道内3棟目の宿泊施設で、定山渓温泉東3丁目229の3ほかに建てる。規模はRC造、5階、延べ約4440m²。客室は26室で70―140m²の広さとし、全て温泉付きとする。館内はジムや温泉、ミニシアター、図書室などを備える予定。設計は北海道日建設計が担当した。
同社は12年12月に道内で1棟目となる高級ホテル「シャレー・アイビー」を倶知安町山田に開業。17年9月には同町のニセコワイスホテルを買収するなど積極的な投資を展開している。
定山渓温泉での高級旅館建設は、新たな拠点を設けて、海外富裕層の呼び込みを強化し、相乗効果を図る狙いがあるという。