民活で「避暑地」整備へ 紋別市が18年度にも事業者

2018年03月15日 08時00分

 紋別市は、民間投資を活用した別荘地の整備に向けた検討を進めている。別荘地を整備し、避暑地として本州から2地域居住者などの確保を目指すもので、市は2018年度中にも開発地と開発を行う民間事業者を決定したい考えだ。

 同市は、夏季の冷涼な気候や、オホーツク紋別空港の東京直行便を有する交通利便性を生かし、2地域居住や定住・交流人口を拡大させることを目的に、①交通手段の充実②紋別ベイエリア地区の設定③大山山頂園コテージのグランピング化④避暑地紋別のPR⑤別荘建設用地の分譲推進―の5つの取り組みを盛り込んだ「紋別避暑地化宣言」を17年4月に出した。

 別荘建設用地の分譲推進は、民間投資を活用して別荘地の整備を目指すもの。市が別荘用地として提案できる土地を選定し、土地の開発・建設・顧客開発・分譲は民間事業者が実施することを想定している。

 市は、18年度早々にも別荘地の開発を行う事業者の選定を始め、同年度内に事業者と開発地を決定したい考え。

 現在は、市有地・民有地を問わず、のどかな農村地帯や景観に魅力のある地域、一定の自然があり市街地へのアクセスが良い地域などを対象として絞り、事業者に提案する3―5カ所の候補地決定を急いでいる。事業者が決まれば、その候補地の中から事業者のイメージに合う土地を売却、または賃貸する見通し。

 市では、別荘地の土地面積を含む整備内容を決めておらず、戸建ての別荘のほか、マンションなども視野に入れ、決定した事業者との話し合いで整備内容を固める。


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