小清水町は14日、小清水ツーリストセンターのオープニングセレモニーを開催した。ファッションショーやトークショーを実施し、新たな観光施設の完成を祝った。
建設地は、網走市から斜里町知床を結ぶ国道244号に面し、道の駅「はなやか小清水」がある浜小清水474。町はまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で交流人口の拡大を重点プロジェクトとして掲げ、濤沸湖や藻琴山などを生かした体験型の観光ツアーを実施する拠点として建設した。
規模はW造、2階、延べ699m²。1階はアウトドアスポーツメーカーのモンベル(本社・大阪)が同社の商品を取り扱うモンベルストアと観光案内するビジターセンターを設置。2階は小清水町観光協会の事務所と会議スペースを置く。
その後、久保弘志町長や橘芳和町観光協会長、武部新衆議院議員、高橋文明道議会議員らがテープカット。久保町長は「農業や商工業、観光業の連携で生み出す魅力を集約し、町内外に発信していく。開町100周年を迎え、多くの方が住んで良かった、住みたい町となるように充実を図っていく」と力強く語った。
オープンイベントでは、町内の農業従事者がモンベルのウエアを着用したファッションショーや北見市出身のギタリスト遠藤正人氏のライブを実施。橘観光協会長は「ようやくスタートラインに立った。観光客誘致に向け、夢を持って頑張っていく」と決意を述べた。