○…4月27日に開かれた帯広地方高等職業訓練校の2018年度入校式に臨み、代表として誓いの言葉を述べた建築塗装科の秋林沙緒莉さん。女性の入校は11年ぶりで、3科12人の入校生の中で紅一点。「目標は素早くかつ丁寧に仕事をこなすこと」と笑顔を見せる。
○…17年に地元の新得高を卒業。塗装業界入りを決めたのは高校で目に留まった池田塗装工事(本社・帯広、池田欣央社長)の求人票だった。「もともと、塗装の仕事に憧れを持っていたわけではなかった。進路選択の時、自分は接客や事務の仕事が合わないと思い、この仕事ならと感じて飛び込んだ」と振り返る。
○…入社2年目のことし、会社の勧めもあって入校を決意。入社した昨年は仕事中に自分の未熟さを感じた。「力仕事に不安があったり、塗り残すこともある。この1年で技術をしっかり身に付けたい」と前を向く。
○…会社で働きながら学ぶ忙しい1年となるが、先輩職人である講師の指導を仰ぎ、自らのスキルを高めていく。(ひとロータリー 帯広)