萩原建設工業(本社・帯広、萩原一利社長)は、14日から現場作業服と女性事務制服を一新した。現場作業服は同社のイメージカラーである青を基調に明るく開放感があるデザインとした。12日にホテル日航ノースランド帯広で開かれた創業100周年記念式典で初めて披露され、社員やOB、協力会社など400人の前で次世紀への新たな出発を印象付けた。
同社は、昨年6月に若手社員が中心となり社内検討チームを結成。安全、安心、信頼と親しみやすさをメインテーマに作業服メーカーと協議、試作を繰り返して新しい制服を決定した。
作業服は20着の候補から選定。上着は建設会社の作業服としては珍しい立ち襟タイプで斬新さを引き立たせた。脇下は腕上げの突っ張り感を軽減させたカッティングとしたほか、ベンチレーションを施し、熱のこもりをなくすよう通気性を高めた。パンツはすっきりとしたノータックシルエットを採用。女性の働きやすい職場を目指し、女性の体型にも合うタイプも用意した。
女性事務制服は、自分たちでデザインから作り上げたい要望があり、女性社員らがイメージデッサンから細部の調整まで関わった。コンセプトは1950年代のレトロ風をイメージし、ファッション性の高いものに仕上げた。
前の作業服は、一部をNPO法人を通じて南スーダンやタンザニアなどの発展途上国に寄付する予定だ。