帯広開建が清水町内で進めてきた国道38号の小林橋と清見橋の本橋架け換えが5月末に完了する。両橋とも2016年8月の台風で被災し、同10月から仮橋での通行となっていた。小林橋は28日午後7時、清見橋は29日午後7時からそれぞれ仮橋からの切り替え工事に着手し、翌日の午前6時ごろに新橋での対面通行を開始する見通しだ。
両橋とも、16年8月30―31日にかけて接近した台風10号の影響により河川が増水し、清見橋は新得側の橋台背面の道路が流失、小林橋は橋ごと流された。緊急復旧工事によって被災後1カ月余りで両橋とも鋼製の仮橋を設置し、通行止めを解除した。17年度から本格的に本橋の再整備を開始。ことし5月末の完成を迎えることができた。
新しい本橋は、小林橋が橋長74・6m、幅員10m、清見橋が橋長50・2m、幅員12m。いずれも上部が2径間連結プレキャストセグメント桁、下部が逆T式橋台と小判形橋脚で構成。施工は両橋の下部が萩原建設工業、小林橋の上部がオリエンタル白石、清見橋はドーピー建設工業が担当した。