北広島市が大曲に新給食センター 延べ3000m²以上を想定

2018年05月24日 08時30分

 北広島市は、仮称・小学校給食調理場の新築について、大曲2の1ほかの2万3300m²に整備することを決めた。6月8日開会予定の第2回定例市議会に提出する補正予算案に、支障物件撤去費補償と用地取得費1億6735万円を計上。規模は既存施設の3倍強となる延べ3000m²以上を想定している。

 朝日町5丁目1の4にある同センターは1974年に完成し、1日3300食を配食。S造の3棟で構成し、調理棟は平屋、延べ544m²、事務棟は2階、延べ292m²、ボイラ棟は平屋、延べ42m²となっている。

 老朽化と狭隘(きょうあい)化が進み、学校給食衛生管理基準や食物アレルギー対応が難しい上、洪水浸水想定区域内であることから移転新築する。

 市は候補地として西の里地区など5カ所を比較検討。食育と防災の複合施設とすることを踏まえ、十分な面積やアクセスの良さ、消防署大曲出張所に隣接する防災拠点としての優位性といった観点から大曲地区を選んだ。

 用地内には駐車場エリア、調理エリア、食育・防災エリアのほか、防災広場を設ける予定。給食の提供以外に、調理見学による食育、災害時の支援物資受け入れや食材などの備蓄、炊きだしなどの機能を持たせる。

 2018年度は土地を取得し、事業費972万円を投じて基本計画を策定する。19年度の実施計画を経て20年度に着工。23年中の供用開始を目指す。


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