清水町は、橋脚が損傷して通行止めとなっている町道西十勝道路の共栄橋(橋長307㍍)について修復事業に着手した。P2橋脚にひび割れとP3橋脚に傾きが目視調査で確認された。上部も変形している。きょう31日に災害復旧実施設計を入札する。早期開通に向け河川協議と併せて詳細調査、今後の修復方法の検討を本格化する。
共栄橋は十勝川に架かり、人舞地区と熊牛地区を結ぶ。1977年10月に完成した。歩道はなく幅員は7・3㍍。PC桁の一部トラス橋で7径間。橋脚は逆T式で直接基礎という構造。昨年10月、法令に基づく定期点検を行った際には異常は見られなかった。
ことし5月16日に「橋が傾いている」との通報があり、目視調査したところ橋脚と上部に損傷を発見したため通行止めにした。十勝管内は3月初旬、2週にわたって大雪と大雨に見舞われ、融雪により洗掘された可能性があるという。
通行止め期間中に十勝川を渡るには国道274号の上川橋か道道帯広新得線の新清橋まで迂回することになる。
清水町内では十勝川に架かる道道熊牛御影線の十勝橋が、4月末に床版コンクリートの一部が落下したため半月余りにわたって通行止めに。町が帯広建管に対して新橋の早期事業着手を要望した経緯もある。