白老町議会定例会5月会議が5月30日開かれ、ポロト湖畔に温泉宿泊施設を建設する星野リゾートグループの白老ホテルマネジメントに町有地と温泉権を売却する財産処分を可決した。建設が進むアイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間」の2020年の開業に合わせ、19年3月にも着工する。
若草町1丁目と同2丁目の町有地計8筆、9774m²を5801万4817円で、温泉権を2625万円で売却。町は5月25日に仮契約を結んでおり、議案可決したことから本契約となった。
町は17年2月、ポロト地区での温泉施設等整備をプロポーザルで公募。同7月に、優先交渉権者に選定した星野リゾートグループの白老ホテルマネジメント(白老町若草町1丁目1018の1、十川隆社長)と協議を進めてきた。施設は宿泊棟など3棟で構成し、総面積は延べ2500m²を想定している。
町は、温泉宿泊施設や民族共生象徴空間が一体となり、町の発展に寄与するよう、同社とパートナーシップ協定を結ぶ考え。協定内容については検討中だ。