安全週間準備月間 札幌市の西野神社に建設業向けお守り

2018年06月02日 13時30分

 安全現場のお守りに―。工事が本格化し、各社がさまざまな労働災害防止活動に取り組んでいる。札幌市西区の西野神社は、少し珍しい建設業向けの「作業安全守り」を扱っている。黄色と黒の縁取りが特長的で『作業機械安全守』の言葉が目を引く。きょう1日から全国安全週間準備月間。現場事務所や建機内に飾るのにうってつけだ。

作業安全など現場向けのお守りがそろっている

 安産や縁結びの神様をまつる同神社は、300種類以上の多様なお守りを扱う。作業安全守りは、冬前の除雪作業安全祈願や年末年始の安全決起集会などを通じ、土木関連の参拝者からの要望に応えて用意した。

 ヘルメットに貼り付けられるシール状の「身体守り」や、勾玉付きでお財布に入るミニサイズの「作業守り」などもお薦め。交通安全では、反射板のキーホルダータイプや、蓄光素材を利用したブレスレットタイプもそろえている。

 お守りの正しい扱い方について同神社の越川匡之さんは、「お札やお守りはそれぞれに神様が宿っているので、できれば身に着けていただきたいが、大きなものは神棚やきれいに片付けた棚の上に飾ってもらえれば」と話す。1年たつと神社へ返納しにいくのが一般的だが、「ある日効力をなくすというものではないので、気持ちの強いお守りはずっと使っても大丈夫」。

 目に入る場所に飾ることで、ヒヤリハットにつながる心の油断を防いでくれるかもしれない。自分用や同僚、親しい人へのプレゼントにいかがだろうか。


関連キーワード: 安全衛生

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • web企画
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,169)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,491)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,382)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,362)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,331)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。