ドローンを操縦体験 砂子組が岩見沢農高で

2018年06月04日 08時00分

 砂子組(本社・奈井江)は5月31日、岩見沢農高と締結した連携授業の協定に基づき、同高で授業を行った。農業土木工学科2年の開発土木専攻班のメンバーが初めて体験するドローンの操縦などを通じてICTについて理解を深めた。

 砂子組と岩見沢農高は同28日に連携授業に関する協定を結び、農業土木工学科2年の開発土木専攻班の生徒に対して、同社社員らが月に2回、ICTなどを教えることになった。

実際にドローンを操作し、理解を深めた

 この日は、5月中旬に行ったオリエンテーションに続き2回目となる授業で、本格的にICTに触れた。授業では、同社企画営業部の八戸政人主査や中島知里さん、ドローン専門会社ヘリカム(本社・札幌)の丹野宏柄社長が講師となりドローンの基礎知識を伝えた。

 中島さんはドローンの仕組みや活用法などを教え、丹野社長はドローンの飛行に関する法律やルールの内容を示し、飛ばして良い場所と悪い場所があることや、飛行計画などを説明。世界での活用事例なども紹介し、「使い方次第で便利にも危険にもなる。安全に使って」と呼び掛けた。

 この後、生徒は体育館に移動して実際にドローンを操縦。講師から「体とドローンの距離感をしっかり持って」などとアドバイスを受けながら決められたルートを飛ばした。

 開発土木専攻班の金谷柊迆班長は「ラジコンの操作に似ているが、微妙な調整が難しかった。もう少しうまくなりドローンを使ってグラウンドにある雪山の面積を測りたい」と話し、八戸主査は「ドローンの授業はずっとやりたかったので良かった。生徒とのコミュニケーションも取りやすくなってきた」と手応えを感じていた。

 次回以降は授業の場所を同高のグラウンドに移し、測量機器とドローンを使った測量を体験する予定だ。


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