小樽建管は12日付で、WTO政府調達協定対象の泊共和線茅沼2号トンネル建設を一般競争公告する。入札は9月。延長1112m、幅員8mで、工期は34カ月、概算工事費は38億円となっている。
入札参加資格は、2017年度に入札した同路線の国富1号トンネルと同様となるもよう。一般土木A1とA2の2―3社特定共同体で、A1が1社以上参加することを求める。代表者の客観的評定数値は1100点以上、その他の構成員は1000点以上であることも要求する。
茅沼2号トンネルは、NATM工法で、内空断面積が44・5m²、掘削土量は約5万m³となる。共和町側から片押しで掘削する。設計は北海道土木設計が担当。
入札は9月に実施し、12月の定例道議会の議決を経て本契約することになる。
泊共和線で新設するトンネルは4カ所あり、共和町と泊村の境界に建設する茅沼2号トンネルは3カ所目。
すでに国富2号トンネル(延長1544m)は本体が完成している。国富1号(1446m)は現在施工中で、残りは茅沼1号(300m)のみとなる。