新太平洋建設(本社・札幌市中央区)は21日から3日間、女性社員による安全パトロールを実施し、女性目線での安全管理や環境整備などを現場に提言した。
初日は、札幌市発注の厚別区保育・子育て支援センター新築を皮切りに4現場を巡回。本間一朗土木部部長の同行の下、菊川栄子同副部長をはじめ、管理課の三好亨子さん、今野恵さんの3人が参加した。保育・子育て支援センター新築では、事務所内の環境などをつぶさにチェック。現場経験もある菊川副部長は「以前と比べかなり衛生環境が向上しているし、女性が入場される機会もあるので配慮もされている」と印象を語った。
また同現場には、数年ぶりに新入女性社員の鎌田利菜さんが配属されていて「初めてなので覚えることが多く毎日が大変」と語りながら、将来の独り立ちを目指し奮闘中だった。早速快適な現場づくりのため、先輩女性社員のアドバイスに耳を傾けていた。
講評では、通常の安全対策のほか、花が植えられた点やリサイクル、環境面で「ペットボトルキャップを集め社会貢献してみては」など男性があまり気に留めない点も示され、今後への参考とした。パトロールは22、25日も行われ民間工事を含めた札幌近郊、道央圏エリアにも足を延ばした。