水産加工業のマルサ笹谷商店(本社・釧路市、笹谷智貴社長)が建設を進めていた笹谷商店釧之助本店が完成し5日、開店した。店舗正面は、波をイメージしたカーブを描いたガラス張りの構造で、内部にはおよそ1000種類の商品とバーベキューコーナーなどを設けている。
釧路町光和4丁目9、11に完成した店舗は店舗棟(S造、2階、延べ2917m²)、設備棟(S造、平屋、延べ196m²)で構成。設計施工を清水建設が担い、総事業費には31億円を投じた。
1階は、客が魚介類を選んで食べることができ、団体客にも対応可能な約150席のバーベキューコーナー、鮮魚や加工品の販売コーナーなどを配置。2階には、地元産の海鮮メニューが人気の直営店舗「釧ちゃん食堂」と同形態の約50席のレストラン、水槽やタッチプールなどがある水族館などを設けた。
入り口正面の吹き抜けには、直径4m、高さ8mの円柱型の大型水槽を配置。水槽内には沖縄から運び込んだエイやサメ、南国特有の魚類など15種類を飼育している。