大雨被害580カ所、108億円 道と市町村合わせ

2018年07月17日 08時00分

 道は、前線に伴う2―5日の大雨の道内被害状況をまとめた。13日現在で判明している被害は、道と市町村分を合わせて580カ所で、107億5500万円に上っている。このうち、公共土木施設は370カ所で88億8400万円で、道管理分は7建管の262カ所において77億8100万円の被害が出ている。特に旭川建管の被害が大きく、道管理分被害額の6割以上を占める。

 各建管が管理する土木施設は、河川が227カ所で46億4300万円、道路が24カ所で13億6300万円、橋梁が4カ所で15億5500万円、その他が7カ所で2億2000万円となっている。

 旭川建管の被害は200カ所で48億2400万円に上り、このうち河川だけで182カ所、37億6400万円となっている。他の建管は、網走が9カ所で17億5900万円、留萌が18カ所で6億2400万円、小樽が6カ所で2億6800万円、札幌が20カ所で1億4800万円、帯広が4カ所で1億円、函館が5カ所で5800万円。

 主な被災箇所は、橋梁では橋脚沈下により橋桁がV字に折れた遠軽芭露線いわね大橋(遠軽町)や上雨紛台場線富沢橋(旭川市)など、道路は天人峡美瑛線(美瑛町)や新開旭川線(旭川市)、河川は牛朱別川(当麻町)、辺別川(旭川市)、ペーパン川(同)などで大きな被害が出ている。

 市町村の土木施設被害は108カ所、11億300万円となっている。

 このほか農政部の農業被害は農地・農業用施設6億8100万円を含めて計12億4200万円、水産林務部は漁港や林道など49カ所で6億2000万円の被害が出ている。


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