バイナリー発電実現に向け掘削調査へ 弟子屈町

2018年07月18日 13時00分

 弟子屈町は、市街地でバイナリー発電を想定した掘削調査を早ければ9月にも実施する予定だ。知事の許可を受けてから取り組み、早ければ12月末までに終えたい考え。温泉の温度によるが1時間に125―250㌔㍗の発電を想定。発電所の稼働は2022年度を目指している。

 バイナリー発電は、蒸気や熱水で沸点の低いアンモニアなどの物質を気化してタービンを回す発電方式。道の新エネルギー導入加速化基金を使った事業で、地熱で得た収益を有効利用するのが目的。総事業費には約6億7000万円を見込む。本年度は掘削調査や温泉熱の有効利用の検討などに1億4042万6000円を投じる。

 場所は旧弟子屈営林署跡地の中央1丁目。弟子屈小から道道釧路鶴居弟子屈線を挟んで向かい側に位置する。敷地面積は町有地と商工会の所有地を合わせて約1万2000m²。発電所の建設が可能で、掘削したら必要な温泉の温度が出る可能性のある場所を選んだ。発生した熱は、温水プールや学校のボイラなどに利用したい考え。

 掘削調査は17年11月に温泉給湯およびバイナリー発電推進調査を受託した石油資源開発が業者を選定し、実施する見込み。地下1000mを掘削する。周辺の源泉に影響が出ないよう、地下500mまでは掘削した穴に鉄管を入れ、周りをコンクリートで覆う。町担当者は「温泉の温度が100―150度であればバイナリー発電は十分に可能」と話す。12月末までに掘削を終え、3月中旬までに結果の分析をまとめる見込みだ。


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