「高校生活支えたい」渡辺組が遠軽町で下宿開設

2018年07月24日 13時00分

 高校生活を支える一助になれば―渡辺組(本社・遠軽)が準備を進めてきた生徒向け下宿「ミライロッジ」が完成し、21日に遠軽町福路の現地で開設セレモニーが行われた。地元の遠軽高に越境入学した生徒を受け入れるためのもので入居数は18人。順次受け入れる。

 遠軽高は吹奏楽部など各種部活動が盛んで、道内の他地域から入学を希望する生徒が毎年20人前後いるが、生徒を受け入れる下宿が少なく入学を断念するケースがあるという。こうした事情を知った同社は、地域振興や子どもたちの役に立てればと下宿を建設し直接運営に当たることとした。

 規模はW造、2階、延べ475m²。各室6畳1間で、室内にはベッドや机、冷蔵庫が完備されており、共用の食堂や浴室なども備える。

渡辺組下宿開設セレモニー

テープカットに臨む渡辺社長(右から2人目)ら

 21日のセレモニーには渡辺博行社長や佐々木修一町長、渋川誠人遠軽高校長のほか同校の生徒らが参加。テープカットで開設を祝った。

 渡辺社長は「ここにいる生徒の未来のためになれば」と話し、佐々木町長は「高校が抱える課題について、意識を共有しすぐ行動に移してくれた渡辺社長にはとても感謝している」と話していた。


関連キーワード: 学校 道東

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • 川崎建設
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,967)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,347)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,313)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,221)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (814)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。