おとなの養生訓 第140回「ラーメン」 スープ控えて塩分対策

2018年07月27日 08時00分

 北海道の名物の一つで、ビジネスマンのお昼の友であるラーメン。いや、ラーメンが嫌いな人はほとんどいないのではないか、と推測できるほどの国民食となっています。ところが、ラーメンは一方で悪いイメージが付きまとっています。

 高カロリー、高脂肪、炭水化物過多、塩分過多…。まるで、生活習慣病の元凶、健康の敵であるような言われ方です。おかげで、ラーメンを食べるときには、どこか後ろ暗い気持ちになります。タブーを犯すような具合の悪さです。でも、それを感じつつも、手が出る。そんな魅力があるのも間違いありません。

 では、冷静にラーメンを栄養学的に見直してみましょう。もちろん、もはやラーメンは1種類ではなく、味、材料、分量ともバラエティーに富んでいますので、一概には言えないのですが、標準的といわれるラーメンを想定して考えてみます。

 ラーメン一杯の総カロリーは500から600㌔㌍です。これは意外と少ない量といえます。カレーライスと同じ程度ですし、健康的といわれる和定食でも500㌔㌍ぐらいです。お昼をラーメン一杯で、というのは決して悪いことではありません。ただ、ラーメンライスになると合計で900から1000㌔㌍になるので、これは避けましょう。締めのラーメンが良くない理由は、シンプルに1日4食目であるということです。

 脂肪の量は焼豚や背脂がたっぷりでなければ、それほど多いものではないことが分かっています。それよりは、やや炭水化物が多めになるというところが問題ですが、パスタやうどんに比べるとさほどの量ではないようです。

 ラーメンは栄養バランスの悪さが指摘されています。つまり野菜が足りないということですが、それは昔からの焼豚、ザーサイ、なるとが載ったラーメンのことで、わが札幌ラーメンはもやしたっぷり、ネギもどんと載っていますのであまり心配ありません。

 おそらく、一番の問題は、一杯で7、8㌘にもなる塩分でしょう。高血圧との関係でいうと塩分は1日10㌘以下、いや8㌘程度といわれているので、ラーメン一杯で1日量になってしまうからです。対策は、スープを飲み干さないこと。スープがうまいのはよく分かっているのですが、ここは我慢です。今はやりのつけ麺なら、加減できますので、お勧めかも。

(札医大医学部教授・當瀬規嗣)


関連キーワード: おとなの養生訓

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

再開発マップ(札幌版)
  • オノデラ
  • 古垣建設
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

ダクタイル鋳鉄管データ不正 十勝管内にも影響...
2022年01月14日 (5,025)
「アイアンショック」の足音 鋼材高値、リーマン前に...
2021年07月15日 (3,658)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想...
2021年01月13日 (3,422)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (3,140)
6トンネル9.7km整備へ 道東道4車線化3区間...
2021年12月22日 (2,973)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第223回は「感染第6波」。ワクチンの追加接種が広がるまで、対策徹底を。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第16回「吉祥文様で良い一年を」。縁起の良い模様に背中を押してもらうのはどうでしょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第15回「事業拡大と補助者制度」自分以外でもできる仕事を人に任せながら、事業拡大について考えています。