古丹別川上流工区整備、19年度着工で留萌建管が計画

2018年08月19日 08時00分

 留萌建管は、公共事業評価専門委員会で事業の実施が妥当とされた、古丹別川上流工区の2019年度着工を計画している。面積15ha、最掘削深4mの第2遊水地の建設を先行して進める。遊水地2カ所と河道掘削などに総事業費35億円を試算。28年度の完成を目指している。

 苫前町内を流れる古丹別川は近年、頻繁に洪水に見舞われ、治水安全度の向上が喫緊の課題になっている。

 同建管は対策を検討。上流部に面積15haと6ha、最掘削深4mの遊水地を造り毎秒60㌧の洪水を受け入れるとともに、高水敷と、流下を阻害する河畔林を伐採、掘削することで現行20mほどの川幅を47mに広げて河積を拡大。治水能力を高めることにした。

 施工区域は共鳴橋からオベタルナイ川合流部までの15・1㌔区間で、遊水地の整備を先行する。第2遊水地から着手し、完成次第、第1遊水地に移行。その後、河道掘削を進め、洪水の安全な流下を図る。


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