大通東2に民間施設誘導 札幌市が9月に事業者公募

2018年08月17日 07時00分

 札幌市は、大通東2丁目の市有地に、観光バスの乗降場機能を備えた民間施設の誘導を図る方針だ。9月に民間事業者から土地利用や施設計画の提案を募り、審査で選んだ事業者に一定期間、土地を貸し付け、民間で施設を整備・運営する枠組みを想定する。提案に当たっては観光バス対応に加え、大通公園や再開発が予定される大通東1丁目街区との連携や、創成東エリアの交流拠点となる計画を求める。

■市有地3819m²、東1街区と連携も

 9月の公募型プロポーザルに先立ち、16日に土地利用の考え方や条件を、実施方針として明らかにした。提案は11月まで募り、来年1月の事業者選定、着工は2022年度を見込んでいる。

 同街区は大通公園やさっぽろテレビ塔の東側延長線にある。市は都心の景観確保や創成川を挟む東西市街地の連携に重要な場と位置付け、まちづくりの起点となる施設の確保を目指してきた。

 土地利用を早急に進めるため市は、事業用定期借地権を設定し、土地を民間に有料で貸し付ける方式を採用することとした。

 土地利用の方向性や公共機能の発揮など、市側の基本的な考えを示した上で提案を募り、評価の高い事業者を選定することで目的に沿った施設や土地利用の誘導を果たす考えだ。

 募集対象は、土地開発や施設建設、管理・運営など計画を提案し実現できる法人か、法人グループ。事業期間は10年以上50年未満を見込む。

 市有地は中央区大通東2丁目の3819m²で、用途地域は商業で建ぺい率80%、容積率600%。観光バスの駐車場などに暫定利用している。

 隣接の東1丁目では北海道電力など地権者と市が街区一体の再開発を計画中で、交流機能を持った施設や大通公園から続く開放空間が誕生する。

 このため、東2丁目の土地利用では大通公園からの眺望確保や東1街区との連携を基本に、公園から連続するスペースの東端をイメージした、創成川東側方面への回遊や、まちづくりの起点となる空間を求める。

 施設計画には観光バスの乗降場と、その待合、観光案内など観光客の利便性向上機能導入を条件とし、事業の枠組みや運営方法を含む提案を募集する。


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