リクルート北海道じゃらん(本社・札幌)は22日、2017年度の北海道版旅行者動向調査結果を発表した。道内在住者の宿泊を伴う道内旅行の回数は2・52回で16年度よりも微増。宿泊旅行先は前年度と同様、札幌が1位だったほか、満足度やリピート意向では余市・仁木・キロロ、石狩・当別・新篠津が大幅に順位を上げている。
宿泊旅行(出張や帰省、修学旅行は除く)の実態を把握するため実施している。4回目の今回は、道内に住む道内旅行実施者1817人から回答を得た。
道内の宿泊旅行回数は前年度から0・06回の増加。1回・1人当たりの平均費用は106円増の2万4564円となり、現地で消費する食事代などを中心に主要6都市全てで増えている。旭川では総額3726円の増加となった。札幌エリアは203円増の3万3955円。
宿泊旅行先は札幌のほか、2位が定山渓温泉、3位が函館・湯の川温泉とトップ3は前年度と変わらなかったが、釧路が順位を上げて10位につけた。
満足度で余市・仁木・キロロが前年度の17位から1位に躍進。もう一度宿泊旅行で行きたい先かを尋ねるリピート意向では、伊達・北湯沢温泉・壮瞥が1位(前年度6位)、洞爺湖温泉が2位(同8位)となったほか、石狩・当別・新篠津が前年度の41位から大幅にランクアップし3位に入っている。知床(ウトロ・羅臼)、函館・湯の川温泉、登別温泉も前年度同様に上位に名を連ねた。