公園の設計を手掛けたい
ダイシン設計(札幌)に入社して、もうすぐ1年。道内各地に赴き、橋の補修や点検業務を担っている。「顧客とのやりとりやチームでの話し合いなど、人と話をする機会がすごく多い。デスクワークばかりだと耐えられないと思ったけど、そうじゃなくて良かった」と笑う。
以前は環境調査会社で水質調査や騒音振動、川の流量の測定などをこなしていた。建設コンサルタントに興味を持ったきっかけは、工事が設計で成り立っていると気付いたこと。「前職で工事現場に行く機会が多くあって。設計したものが形になるのは、すごいと思った」
7月の社内技術発表会で、公園の照明について発表した。街をにぎやかにしたいという依頼を受け、「バイタリティーがあるし、若くて女性らしい感性を生かしてくれると思った」(菅原瑞生環境技術部長)と期待され、プロジェクトに参加した。
きらびやかな他府県のイルミネーションを視察し、イルミネーションの見え方や光の照らし方などを研究。道内の自治体でも取り入れられそうだと思えるポイントを抽出し、自分の意見をまとめ、提案に反映させた。「提案が受け入れられて地域の活性化につながれば」と期待を寄せる。
夢は「まだいろんな仕事をやっている訳じゃないけど」と前置きしながらも、「公園の設計を手掛けられたら楽しそう」。
1989年7月4日生まれ、函館市出身。休日は友人と食事をしたり登山を楽しむ。