京都グレインシステムが旭川第一中跡に加工工場

2018年09月14日 17時00分

 食品素材の開発、製造加工などを手掛ける京都グレインシステム(本社・京都、田宮尚一社長)は、旭川市立旭川第一中跡地に玄米茶用のコメを1次加工するための工場を整備する。できる限り既存校舎、体育館を改修して利用する考えで、2017年度はどの程度の改修が必要なのか現地調査などをし、18年度に施工する計画。19年4月の操業を予定している。

 玄米茶の全国シェアの7割を占める同社は、北海道産米を多く使用している。以前から本道への進出を考えていたところ、旭川市が旭川第一中跡地の利用者を募集していることを知り、これに応募。審査の結果、事業者に選ばれた。

 07年3月に閉校した旭川第一中は、東旭川町米原に位置し、敷地面積は1万3380m²。1988年に完成した校舎はRC造、2階、延べ1522m²、屋体はS造、平屋、延べ737m²の規模で、プールやフェンスなどの工作物も設置されている。

 旭川へ進出を決めた理由について同社は「道内のほぼ中央に位置し、空港も近くで交通の便も良い。自然豊かで水も豊富だから」と述べ、「北海道産の農作物は大変人気がある。将来的には黒豆やハトムギの加工も手掛けていけたら」と話している。


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