卸価格が上昇 ガソリン価格再び上げ局面に

2018年09月25日 07時00分

 石油製品の価格が堅調に推移している。2018年8月の道内ガソリン価格は、お盆期間中の帰省客などを狙った販売競争もあってジリ安で推移したが、9月は卸価格が上昇に転じたことから、再び上げ局面を迎えている。軽油も同様の展開。夜半から早朝にかけての冷え込みとともに商戦が見えてきた灯油は、18日現在で店頭販売は1㍑当たり95・7円、配達は97・3円が平均価格となっている。

 資源エネルギー庁の調査によると、18日現在の道内ガソリン平均価格は1㍑当たり152円で前週から0・2円値下がりした。軽油は134・7円で横ばいだった。

 8月は卸価格が下落したこともあり、行楽客や帰省客のドライブ需要を取り込もうと、地域的な販売競争が勃発。月初からジリジリと軟化が続き、4週目にはガソリンで151・3円と累計1・8円値下がりした。

 しかし、9月に入って石油元売りによる卸価格が再び上昇。安値量販店を中心に価格修正する動きが強まり、足元は値下がり前の水準まで戻っている。

 アジアで指標となる中東産ドバイ原油(東京市場、10月渡し)は、6―12日で1当たり75㌦前後で推移。対ドルの為替相場は1㌦当たり111円ほどを付けた。原油の調達コストは値上がり傾向にある。

 21日現在、札幌や函館市内の量販店では141―142円の安値看板も散見されるが、一般的なセルフ式ガソリンスタンドは146円が中心値。スタッフ給油によるフルサービス店では、150円台を付けるところも少なくない。

 シーズンを迎える灯油も高値傾向にある。市場影響力のあるコープさっぽろが6月に7円値上げしたこともあり、札幌は95円が中心値となっている。灯油価格が90円台半ばを付けるのは14年12月以来。昨シーズンはおおむね80円台後半で推移したため、5円以上高くなっている格好だ。

 上川管内の販売業者は「灯油が100円近い価格だと、高いイメージから数量を抑える人も出てくるので、売る側も困る」と話している。

 米国によるイラン制裁の全面発動を控え、足元の原油価格は上昇している。資源エネ庁の調査を担当している石油情報センターは「来週も全国のガソリン価格は値上がりする」と予想している。


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