千望会(留工会)土木部会は19日、建設業の魅力を伝え将来の進路選択に役立ててもらおうと、留萌高電気・建築科1年生19人を対象に現場見学会を開いた。
当日は、留萌開建発注の239号苫前町霧立峠改良と、留萌市発注の幼児療育通園センター改築の現場を西川充会長ら会員が案内して回った。
霧立峠改良は、2012年4月に発生した大規模地滑りを受けてトンネル新設を中心に安全な山側に道路を切り換える事業で、現在は法面を安定させる工事などを実施。施工箇所では事業の意義や工法を紹介した。
続いて訪れた通園センターでは、留萌市の職員と施工関係者が利用者の安全に配慮した設計思想や建設費用縮減のための工夫、躯体を保護し室内の暖かさを外に逃がさない外断熱や室内の明るさを確保するトップライトなど、工法上の特徴を説明。生徒たちは建設途中の建物を興味深げに見入っていた。