星座マンホールは芦別の魅力 星槎国際高と市が下水道PR

2018年10月08日 07時00分

 国土交通省が公募していた循環のみち下水道賞の広報・教育部門に、芦別市と星槎国際高本部校(芦別)が取り組んだ「行政と高校がコラボした下水道PR」が選ばれた。同高3年の田中結衣さんは「本部校の生徒の応援もあって受賞できた。うれしい」と喜びを語っている。

 同高は通信制の高校だが、授業の一環として、校舎を置く地域の魅力を発掘する授業を展開している。今回の下水道PRの取り組みは、本部校の生徒が芦別の魅力を探る際、道路に設置されているマンホールの絵柄が星座の模様であることに気付き、最近は〝マンホールマニア〟も多く、テレビなどでも取り上げられる機会も増えていることから、マンホールファンに芦別へ足を運んでもらおうと研究のテーマに選んだ。

 一方、芦別市は1984年に、星がきれいに見えるまちであることをPRするために「星の降る里」を宣言。これを受け、92年には市役所職員が芦別からも観測できる、おおぐま座、ふたご座、はくちょう座、おとめ座、オリオン座、さそり座、いて座の7種類をモチーフにしたマンホールの絵柄を考案した。

受賞を喜ぶ辻本副センター長、田中さん、芦別市上下水道課の小谷内哲生主任、中村課長(左から)

 現在、市内には約2800個のマンホールが設置されているが、このうち約2500個が星座マンホールとなっている。昨年は市が星座マンホールを設置し始めてから、ちょうど25年という節目の年にも当たり、下水道広報プラットホーム(GKP)が企画・監修するマンホールカードも作製した。

 同高の研究は、2016年度に実施したもので、生徒たちは商工会議所を訪れたり、インターネットを活用し、芦別やマンホールに関する情報収集を行い、研究成果を「地域の課題解決 芦別再盛!芦別マニア」としてまとめた。

 生徒たちが調べたところによると、星座マンホールは全国的にも希少で、星座をモチーフにしているマンホールのうち、約30%は芦別が保有していることも分かった。そこで、希少なマンホール目当てに実際に芦別を訪れてもらおうと、星座マンホールがどこにあるか位置を示すマップや、マンホールを広くアピールするための缶バッチも作製した。

 こうした研究の成果を基に、17年度からは市役所ともコラボレーションし、地域の祭りに参加して下水道をPRしたり、市役所職員が同高を訪れて下水道の役割を教える授業などを実施。

 田中さんは「これまで下水道のことをよく分かっていなかったが、深く知ることができた。マンホールはいろいろな絵柄があって面白い」と、マンホールの魅力にも気付いた様子。担当する同高の辻本敏博副センター長も「奇抜な視点を持ってマンホールに着目したが、まさかそれが認めてもらえるとは思わず、すごくうれしい」と話していた。

 表彰式は、「下水道の日」である9月10日に東京で開かれ、田中さんが石井啓一国交大臣から賞状を受け取った。

 市上下水道課の中村修課長は「今まであるのが当たり前だったものがまちのPRや観光資源にもなる。下水道の普及、啓発はもちろん、自信を持ってこれからのまちづくりに貢献していきたい」と述べている。


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

地番や用途地域がわかるe-kensinマップにはヒグマ出没情報や不審者出没情報も地図上で確認することができます。
  • 日本仮設
  • 東宏
  • イイファス

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

札幌駅の新幹線ホームイメージ 札幌市が公表
2019年09月21日 (4,356)
札幌・南2西3南西地区再開発 23年4月開業へ工事着手
2019年10月02日 (2,297)
上空をデッキで接続検討 北5東1街区と北5西1・2
2019年10月01日 (2,136)
大和ハウス 札幌・円山の中古マンションをホテルに改修
2019年09月17日 (1,937)
カレスサッポロ 札幌・北4西18の複合施設に着工
2019年10月07日 (1,608)

連載・特集

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第168回は「カロリーと肥満」。同じ カロリーでも、たんぱく質を多く含む 食べ物は肥満になりにくいです。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。