美瑛町がことし5月から整備を進めてきた青い池へのアクセス道路となる町道美望ケ原ビルケ線と、新たな駐車場が12日から供用を開始する。当日午前11時からは関係者らを招いた記念式を新駐車場で開き、新たな観光ルートの完成を祝うほか、通り初めも行う。
現在、青い池へのアクセス道路は道道十勝岳温泉美瑛線のみで、夏場の土日祝日は駐車場に入る車で1㌔以上の渋滞が発生しており、駐車場も混雑するなど課題を抱えていた。
このため、町は十勝岳温泉美瑛線と並行する美望ケ原ビルケ線を延伸し、併せて新たな駐車場を整備することにした。
美望ケ原ビルケ線の延伸部分は延長1090mで、幅員構成は車道5・5m、路肩各1・75mの全幅9m。区間内には十勝岳連峰が撮影できる「撮影スポット」を設けた。
8500m²の駐車場は小型車264台、大型車17台のスペースを有し、一角には「十勝岳ビュースポット」を設置。青い池を訪れる観光客に新たな楽しみを提供する。
美望ケ原ビルケ線の延伸により、ことし5月に完成した道の駅びえい白金ビルケから新しい青い池駐車場まで直接行けるようになるため、渋滞緩和だけではなく利便性の向上も期待されている。
美望ケ原ビルケ線の改良舗装は地元の清水組、フクハラ建運、浜塚建設工業、駐車場整備は丸善建設が担当した。