現場の迫力間近で 名寄産業高生が旭川空港など見学会

2018年10月10日 07時00分

 旭川建設業協会建築委員会は5日、名寄産業高建築システム科1・2年生約40人を対象とした見学会を開いた。旭川空港旅客ターミナルビル国際線増築と風連中央小校舎・屋体改築の2現場を訪問。生徒たちは大規模建築の迫力を間近で体感し、建築の仕事について理解を深めた。

 一行がまず訪れた国際線ターミナルビルは、S造、地下1地上2階、延べ6695m²の規模。主体は新谷建設・荒井建設・廣野組共同体で、5日現在の進ちょく率は98%となっている。

生徒たちは建築現場のスケールの大きさを実感していた

 最初に、利波寛之現場所長が、建物内部は旭川家具をイメージさせる木目調としていること、これまで延べ約2万3000人が従事し労働時間は22万1600時間に上ることなどを説明。生徒らは興味深く聞き入っていた。

 この後、利波所長と、同校OBで現在国際線ターミナルビル増築の現場を担当している荒井建設の天野智佳さん、新谷建設の芳賀奏太さんの案内で施設内を見て回った。

 見学後、天野さんは「このような大きな現場を見学する機会はなかなかない。今回一つでも何か発見や気付きがあれば。建築を視野に進路を考えてみては」、芳賀さんは「今思えばもっと勉強をしておけば良かったと思うことがある。しっかり勉強して、ぜひ建築に携わってほしい」と後輩たちに呼び掛けていた。


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