道経済部は、2018年度北海道なでしこ応援企業表彰の受賞企業に4社を決定した。建設業からは伊藤組土建(本社・札幌)など3社を選定した。表彰式は11月22日午後2時から札幌エルプラザで開く。
女性が働きやすい環境づくりに取り組む企業を表彰し、道内企業に広くアピールする制度で、16年度にスタートした。建設業は初年度に岩田地崎建設(本社・札幌)、住宅夢工房(同・室蘭)、藤原工業(同・幕別)、17年度には萩原建設工業(同・帯広)が受賞した。3回目となる18年度は伊藤組土建、ズコーシャ(同・帯広)、堀口組(同・留萌)の3社が建設業から受賞し、金融保険業の東海日動パートナーズ北海道(同・札幌)も選ばれている。
伊藤組土建は、現場事務所に女性に対応した休憩室を設置し、女子学生のインターンシップを積極的に受け入れている。育児・介護休業、育児のための時短勤務制度の利用実績も認められた。
ズコーシャは、直近3年の新卒採用のうち約半数が女性であること、仕事と家庭の両立を支援するフレックスタイム制を導入していることなどが評価された。
堀口組は、現場事務所に女性専用トイレや休憩所を整備するとともに、ICチップ付き社員証を導入するなど、長時間労働抑制の取り組みを進めている。