小樽建管は11日、9月13日に開札した泊共和線茅沼2号トンネル新設の総合評価結果詳細を公表した。応札した11者の中で技術加算点が54・833点と最も高かった伊藤組土建・草別組・協成建設工業共同体が、税抜き29億3052万円で落札した。応札額は10番札だった。
WTO対象の標準型総合評価確実性審査方式を採用。技術加算点は45・417点が最低で、応札額の1、2番札は確実性審査係数0・333点となり、技術加算点が減点されている。
同共同体は覆工コンクリートの品質向上、環境対策、交通安全確保に関する提案などが高い水準だったほか、道内企業で構成し、地域の企業や技術者の活用計画に秀でていた。
同トンネルは延長1112m、幅員8m、NATM工法を採用。内空断面積が44・5m²、掘削土量は約5万m³となっている。泊村と共和町の境界に位置し、共和町側から片押しで掘削。
工期は2021年9月末まで。設計は北海道土木設計が担当した。12月の定例道議会での議決を経て本契約する。