釧根電気工事業協同組合は23日、道立釧路高等技術専門学院で電気工事業理解促進研修会を開いた。同協組が電気工事業に必要な知識を説明し、電気工学科2年生7人と意見交換した。
就職後のミスマッチを防ぐために同協組が企画し、ことしで4回目。同協組からは福井克美理事長と新妻緊市副理事長、青年部からは加藤綾部長ら5人が参加した。福井理事長は「きょうは電気工事業の経営者、現場に出ている技術者らさまざまな立場の人がいる。社会に出るときの不安を聞いてほしい」とあいさつした。
1部ではクイズ形式で電気工事業について説明し、2部では組合員と学生が意見を交わした。同協組がクイズ形式で工事に必要な工具、電線の種類などを紹介した後、2班に分かれて意見交換会を開いた。
意見交換では組合側が学生たちにこれから働く企業に求めることや就職に関する不安、電気工事業へのイメージを質問。学生からの「就職したらまず人間関係を築けるかが不安」という声に対して、組合員が「まずは明るくあいさつすること。心掛けでコミュニケーションは取りやすくなる」と回答した。