白老町は、2020年4月オープンを目指す白老駅北観光商業ゾーンのうち、民間活力導入区域事業者選定の募集要項を11月までにまとめ、12月中にも公表する。18年度内に優先交渉権者を決定する運びだ。
24日にしらおい経済センターで開いた白老町商工会主催の民族共生象徴空間の周辺整備などに関する説明会で、岩城達己副町長や町の担当者らが説明した。
説明会には事業者ら45人が参加。8月に策定した白老駅北観光商業ゾーン基本計画案や町の南北をつなぐ末広東町通りこ線橋(自由通路)の整備、JR白老駅前広場の拡張整備などを説明した。これに対し、民族共生象徴空間の整備概要や知名度を上げるためのPR、駅北観光商業ゾーンの運営に関し活発な質問が出た。
駅北観光商業ゾーンの運営で町は、インフォメーション施設や来場者専用駐車場などは指定管理者制度にする方針。民間活力導入区域の産業事業者と一体となった取り組みと運営が必要なことから、仮称・管理運営利用組合などの組織を考えている。
観光商業ゾーンでは、白老駅北広場の一部約1・5haを白老駅北観光商業ゾーンとする。観光インフォメーション機能を含めた基盤整備や町内への回遊性向上を図ることが目的。民間活力導入区域は0・5haで、飲食物販施設や宿泊施設などが整備される。