八雲町は2019年度、学校給食センター改築の着工を予定している。新施設の規模はRC造、2階、延べ1600m²程度。年度内に実施設計をまとめ、上半期にも主体、電気、機械などに分割して一般競争公告し、20年8月の夏休み明けの供用開始を目指す。概算工事費は機器類を含め14億円余りとなっている。
東雲町33にある現センターはRC造、平屋、延べ792m²の規模で、1983年の建設。八雲地域の小中10校に約1200人分を提供しているが、老朽化などを受けて内浦町237(約6100m²)に移転することを決めた。
17年度から基本設計に着手し、現在はドーコンで実施設計を履行中。改築に合わせて、同じく老朽化する熊石地域の給食センターと統合し、町内全域で小中12校、約1300食を供給するドライ方式の調理施設とする。
汚染・清潔作業のゾーニング、食品の動線などHACCP(ハサップ)の概念に基づく設計とし、衛生管理を徹底を図る。
1階は管理室、食材の搬入室、下処理室、調理室、コンテナプール、配送前室、洗浄室、見学スペースなどを配置。2階は電気・空調室となる。新たにアレルギー専用の調理室、スチームコンベクションオーブンや真空冷却機を導入。内装一部には地域材を取り入れる。
財源は学校施設環境改善交付金を活用。流動的だが19年度に工事発注し、議会承認を経て着工して、およそ1年で施工する。
総合計画の実施計画によると、19年度は9億1535万円、20年度は5億4910万円をそれぞれ試算している。