新国際線ターミナルビル11月22日供用開始 旭川空港

2018年10月31日 12時00分

 旭川空港ビル(本社・東神楽、西川将人社長)は29日、旭川空港ビル旅客ターミナルビル国際線増築の竣工式を現地で開き、空港ビルや施工業者ら関係者が新施設の完成を祝った。供用開始は来月22日を予定。国内線専用となる現ターミナルは22日以降、商業スペースを拡充するリニューアル工事に着手し、来年9月のグランドオープンを目指す。

 増築規模はS造、地下1地上2階、延べ6695m²。現ターミナルビル改修も含めた総事業費は約49億円となっている。大型旅客機が2機同時に駐機できるエプロンの拡張や観光バス駐車場移設、第2駐車場新設、構内道路整備などは旭川市が担当した。

無事竣工を迎えた旭川空港ビル旅客ターミナルビル国際線

 竣工式で旭川空港ビルの佐々木恵一専務は、1年1カ月の間、事故なく円滑に施工した工事関係者に感謝し、「国際線ターミナルが道北地域の玄関となる。世界各国からお客様を迎えることができるよう最大限の努力をしていきたい」と意欲を示した。

 岡田政勝副市長は「われわれも関係機関と連携しながら、航空路線の充実に向けた取り組みを進めていきたい」と述べ、山本進東神楽町長は「国際線ターミナルはこの地域にとって世界との架け橋となる。年間利用者が120万人、150万人、そして200万人と増えていくよう期待し努力していきたい」と語った。

 最後に施工業者を代表し、新谷龍一郎新谷建設社長があいさつ。「工期が短く大変なこともあったが、他の共同体構成員とも一生懸命頑張って、きょうの竣工式を迎えることができた」と振り返り、施工中にさまざまな励ましを寄せてくれた関係機関へ感謝の気持ちを伝えた。

  工事メモ
 ▽主体=国際線増築主体=新谷建設・荒井建設・廣野組JV▽既存棟改修主体=盛永組・橋本川島コーポレーションJV▽増築・既存棟改修空調=大洋設備・日進設備工業・開成設備・旭川建築設備JV▽増築・既存棟改修衛生=木本動力工業所・旭川ガス管工事JV▽増築・既存棟改修強電=大東電気工事・電業JV▽増築・既存棟改修弱電=NECネッツエスアイ▽実施設計=日建設計・中原建築設計・柴滝建築設計JV▽増築部分も含めた商業施設設計=えんれいしゃ▽商業施設設備設計=北海道日建設計


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