北見工高は7―9日の3日間、就業体験学習を実施し、2年生108人が北見市や周辺市町村の企業で職業観や勤労観を高めた。
この学習は、進路選択への意識向上に向けて毎年行っているもの。ことしは、生徒が日々学んでいる専門教科が社会でどのように生かされているか実感させるため、体験先を工業関係業種に限定。全52社が協力し、そのうち18社が建設業者となっている。
建設科の生徒2人を受け入れた渡辺組(本社・遠軽)は、同社が工事を進める現場の見学などを通して、建設業の仕事を伝えた。
1日目に見学した認定こども園こころ改築工事の現場では、担当者が現在の作業内容などを説明しながら場内を見回ったほか、配筋写真撮影の体験なども行った。
同校の洞防人教諭は「今後、国の学習指導要領改訂に伴い、企業への長期就業体験も考えられる。生徒たちの進路決定のため、引き続き協力してもらえれば」と話している。