登録番号:HK-080005-A
【特徴】2台の定置式クレーンとH鋼足場で他方のクレーンや資材の相取りを繰り返し、クレーンのブームが届かないような急傾斜地の上方や左右の箇所で工事を有利に進めることができる技術。大型クレーンを置くことができない狭い現場でも地下水の排水や抑止工、アンカー工などの施工を容易にする。
2006年2月に「傾斜地における工事の施工方法」として特許を取得。同年5月にNETISに登録された。北海道建設部や水産林務部を中心に災害の予防や復旧工事で多くの実績を持ち、高い評価を受けている。
1台のジブクレーンと2台の定置式クレーン、H鋼足場を基本セットとし、ブームの到達距離の上方に水平の足場を組み、資材を相互に揚げていくことで際限なく上方部の施工箇所に到達できる。通常の急傾斜工事は単管パイプで仮設足場を組み立てるが、ITK式相取工法では、強度を上げるためにH形鋼(H-100×100mm)を活用。基礎は大口径ボーリングにモルタルを注入し、揺れやひねりのない強固な足場を実現した。
従来、急傾斜地での工事は、移動式の大型クレーンを使用するための設置スペースが必要だったが、本工法は設置スペースがない現場にも適している。住宅が近接している傾斜地などでも住宅に影響を与えることなく施工が可能だ。
【採用発注機関】室蘭開発建設部/札幌建設管理部/小樽建設管理部/函館建設管理部/室蘭建設管理部/旭川建設管理部/留萌建設管理部/帯広建設管理部/釧路建設管理部/稚内建設管理部/北海道水産林務部
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