女性活躍へ環境づくり、26日にワークショップも 札電協

2018年11月18日 18時00分

 札幌電気工事業協同組合(札電協)は、現場の担い手確保対策として、新たに女性が活躍できる業界の環境づくりに乗り出す。26日には札幌市内で、電気工事業の女性技術者、技能者による公開の意見交換を開き、入職しやすく、働き続けられる環境について考える。経営者や現場管理者の参加も促し、意識啓発に役立てる方針だ。

■現場の担い手確保

 電気工事業は、他業種同様に現場従事者の高齢化が進み、担い手の確保や育成が大きな課題。経済産業省の推定では全国の電気工事士は2020年ごろで第1種が2万人、45年で第2種が3000人、それぞれ不足すると予測する。

 震災に伴う発電側の大規模停電対策が注目される中、小野寺涼一理事長は「配電工事を担う電気工事士がいなければ、発電所が復活しても迅速な災害復旧は難しくなる」と現場従事者の減少に警鐘を鳴らす。

 担い手確保のため札電協では青年部が中心になり、高校や大学への出前授業、PTAを交えた業界説明会などを最重点で進めてきた。

 近年は国土交通省や全国団体の全日本電気工事業工業組合連合会が、現場の女性活躍に力を入れていることから、道内電気工事業界のトップを切って女性が働きやすい環境づくりに取り組む。

 電気工事業界では設計や積算に従事する女性職員はいるが、現場で働く人は少ない。

 小野寺理事長は「電気の現場施工は手先の細かさが求められる場面が多い。機械やAIが代わることはできず、女性が活躍できるはずだ。男女の隔てなく人材が活躍できる環境が整えば現場に明るい将来が見えてくる」と展望する。

 そのきっかけとして26日午後3時から中央区の北海道電気会館で、女性が働きやすい業界や現場づくりを考えるワークショップを企画した。

 北海道電力で工務畑出身の赤坂佳代子小樽支店長が女性技術者の働く環境について基調講演。企業や北電の女性従事者が苦労したこと、働きやすい条件に関して公開で意見を交わし、社内や現場の環境づくりに役立てる。


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