津別町は、役場庁舎と議会議事堂、林業研修会館を統合する複合庁舎の基本設計者をアトリエブンクに決定した。地域限定公募型プロポーザルを採用し、18日の公開プレゼンテーションと審査委員会の最終選考で決めた。月内に契約する考えだ。
アトリエブンクの提案は、RC造とW造の混構造とし、1次エネルギー消費を50%以上削減する「ZEB Ready(ゼロ・エネルギー・ビルディング・レディー)」を導入する考え。1階は窓口サービスの必要な部署やキッズコーナーを設置。2階は議会議事堂やコミュニティホールを置く。
新庁舎から国道240までつながる道道588号屈斜路津別線にはエゾマツ並木を造成し、「愛林のまち・つべつ」にふさわしい木を感じられる庁舎とする。
幸町41にある現役場庁舎と隣接する議会議事堂、林業研修会館は老朽化が進み、耐震性もなく、大地震発生時には倒壊する恐れが高いことから一体的に建て替える。
新庁舎は現庁舎の東側駐車場に整備する方針で、健康福祉センターの機能も有する。RC造とS造、2階、延べ3400m²、駐車場200台などを設計条件としていた。