なりふり構って仕事をしよう―。レンタルユニフォームを扱うケイズネットワーク(本社・札幌)は20日、建設業と農業の現場で働く女性向け作業服の展示会を同社で開いた。機能性やデザイン性に優れた4メーカーの最新作業服を披露した。
現場で働く女性の中には、適した作業服があてがわれず、男性サイズの作業服を着用している人もいる。同社は全社員が女性で、細やかな提案ができるのが強みだ。各人に最適な作業服を提案することで、働く女性を応援したいと考え、昨年8月に続いて展示会を開いた。
最近の女性用作業服のトレンドは、普段使いもできるような「カジュアルさ」と「動きやすさ」、「シルエットの美しさ」が備わっているもの。従来型の作業服は〝ダボッ〟としたイメージがあるが、不格好にならない、すっきりとしたデザインが求められる傾向にあるという。
展示会では、ボンマックス(本社・東京)が展開するブランド「ROCKY」の「デニムフライトジャケット」などを紹介。流行のデニム地を使用していて、洗い方によって濃淡が異なる3種類を展開している。ストレッチが入っていて動きやすく、スリムに見えるよう工夫が施されている。縮み・型崩れ防止機能を備え、家庭で洗濯しても安心だ。
「OXFORD」シリーズは、袖や腰ポケット部の赤いアクセントカラーがポイント。ユニセックスだが、「WS(女性用Sサイズ)」など小柄な女性にぴったりのサイズも用意している。
藤和(本社・広島県福山市)の「メガヒート」は人気が高い。防水・防寒性に優れ、カラーバリエーションの一つとして、目を引くレッドを展開している。裏地にアルミの素材を使用。保湿性と、衣服にこもった汗の水蒸気をすばやく体外へ放出する透湿性を併せ持つ。
ケイズネットワークの佐藤里沙ユニフォームプランナーは「女性は着る物で意識が変わると思う。身だしなみをしっかりと整えて、気持ちよくお仕事をしてみては」と話していた。