自動運転バス、郊外便も 大樹の実証実験で開発局

2018年12月02日 12時00分

 北海道開発局が2017年12月に続き、19年以降に大樹町内で実施する自動運転バス実証実験の内容が明らかになった。交通手段として継続的に利用できるよう期間は1カ月に拡大。バスは市街地を循環する便のほかに、新たに郊外の尾田地区と道の駅を結ぶ便を走らせる考えだ。実験と合わせて帯広―大樹間を運行する広域都市間バスとの連携も図る。

 28日に帯広市内のとかち館で開かれた第4回地域実験協議会で事務局が報告した。同協議会は、実験の実施計画の検討や実験結果の検証などを目的に学識者や道、地元自治体などで構成。会長は、高橋清北見工大社会環境工学科教授が務めている。

大樹で実施する実験の内容が報告された

 昨年の実験は短期間だったため採算性や冬期間の課題が十分に抽出されなかったことから、期間を1カ月に延ばした。前回運行した市街地循環便は距離を3㌔に縮める一方、郊外の尾田地区と道の駅「コスモール大樹」を結ぶ約10㌔の便を新設する。ただ市街地循環便の運行頻度は増やす考えだ。乗車に関してはインターネットやスマートフォン、電話で予約ができるデマンド予約システムを導入する。

 実験と合わせて運行する広域都市間バスは高規格幹線道路の帯広・広尾自動車道を利用して、帯広から途中、中札内村に立ち寄り、再度、帯広広尾道で大樹に向かうもの。自動運転バスとは大樹の道の駅で接続する。

 自動運転の車両は、昨年と同様に先進モビリティ(本社・東京)のバスを使う。定員は乗客10人で速度は時速35㌔程度。路車連携型の技術を採用し、GPSと磁気マーカーやジャイロセンサーにより自車位置を特定し既定のルートを自動で走行する。今回は、ドライバーが運転席に乗車しハンドルに手を添えた状態で加速や操舵(そうだ)、制御を行うレベル2の状態で実験する。

 同協議会は次回の会合で実験の日時や運行ルートなどを決める予定。その後、準備が整い次第、実験に入る。


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