道の駅おとふけ 移転改築を設計施工、運営一括で公告へ

2018年12月08日 07時00分

 音更町は道の駅おとふけの移転改築について、公募型プロポーザル方式で12月下旬にも公告する予定だ。11月30日に開かれた町議会経済建設常任委員会で町の担当者が説明した。設計と建設、管理運営を一括発注する公設民営(DBO)方式を同町で初めて採用する。

 木野大通西19丁目にある現施設は1991年に地元特産品の販売店として完成。2014年度には国土交通省から地域活性化の拠点となる「重点道の駅」の候補に選ばれた。施設は老朽化が進み、駐車場も約40台分と狭いことから町は移転改築を計画していた。

 建設候補地は道東道音更帯広IC南側の下音更北9線西16の1ほかで敷地面積は約3・8ha。柳月(本社・音更)の集客型工場スイートピア・ガーデンに隣接する。

 施設の主なコンセプトは①十勝と町の農畜産物や食を軸に町内外の人に町の魅力を発信する拠点②十勝と町の魅力を伝え、感じられる交流拠点③道東・十勝の玄関口として人を呼び込む拠点―の3項目。施設は「道の駅ゾーン」に24時間利用可能トイレや飲食店、屋内遊戯コーナーなどを設置するほか、事業者のノウハウを生かした施設や機能を設ける。「条例公園ゾーン」には緑地やドッグラン、防災ヘリポートなどを整備する予定だ。

 事業者は設計、建設共同体、運営・維持管理事業者による共同事業体を見込む。参加表明は19年1月下旬、企画提案書は4月下旬までの受け付けを想定。書類とヒアリングによる2段階の審査を経て、5月下旬にも優先交渉者を決定する。設計は6月から着手し、建設は20年4月の着工をみている。供用開始は22年4月を目指す。業務期間はグランドオープンから10年間の32年3月までを予定する。


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