十勝建設産業の未来を考える会は4日、帯広農高で説明会を開いた。卒業後の進路選択を控えた農業土木工学科2年生38人が参加。建設産業の仕事を紹介し、生徒からの質問に答えた。
同会は発注者である帯広開建と帯広建管、建設コンサルタントの十勝測量設計協会、施工者の帯広建設業協会(帯広二建会)と帯広工高、帯広農高で構成。十勝の高校生を地元の建設産業に迎え入れようと2014年から活動し、説明会や現場見学会を通して業界の魅力をPRしている。
説明会は1―3年生に各1回開催しており、参加した2年生は昨年6月に道路事業を題材に建設産業の仕事を学んでいる。今回は発注者、設計者、施工者の仕事内容をより具体的に紹介。発注は帯広建管の橋本雄太地域調整課長、設計は北王コンサルタントの石川健司専務、施工は萩原建設工業の林真弓主任が説明した。
生徒からは仕事のやりがいや勤務条件に関する質問が出て、3人がそれぞれの立場や経験から答えた。
この日は女性に働きやすい職場をつくるために立ち上げた女性部会も参加。説明会後に女性だけの教室を設け、各職種で働く女性職員が女子生徒7人と職場環境や働き方について自由に話し合った。
説明会は6日に帯広工高環境土木科の2年生にも実施する。