旭川医大敷地内に薬局とハンドドリップコーヒー店

2018年12月08日 12時00分

 エムジーリース(本社・東京)とアインホールディングス(同・札幌)は1日、旭川市緑が丘東2条1丁目1の1の旭川医大病院敷地内に調剤薬局などが入る複合施設「緑が丘テラス」をオープンした。薬局立地に関する厚生労働省の規制緩和を受けたもので、喫茶店も併設し診療の待ち時間にくつろげる施設を整備。患者の利便性向上につなげたい考えだ。

 厚労省は従来、医薬分業の観点から医療機関の敷地内での薬局開業を認めていなかった。しかし、高齢者や車いすの人が離れた薬局へ向かうことの負担が大きいといった指摘を受けて2016年3月に規制を緩和。敷地内での開業を可能とした。

 旭川医大でも患者などから薬局の利便性に関する要望が寄せられていたため建設を決定。建設や運営、維持管理を担う事業者は公募による企画競争で選考し、エムジーリースとアインホールディングスのグループと契約した。

木のぬくもりを感じられる内外装が特徴の緑が丘テラス

 規模はS造、2階、延べ1183m²。木のぬくもりが感じられる内外装を特徴としている。アイン薬局のほか、ナカジマ薬局(本社・札幌)、喫茶店の「MORIHICO.」も入る。工事は主体・設備一括して岩田地崎建設、設計はBPlanningが担当した。

 一般利用者の駐車場が不足していることから、建設に合わせて新たに駐車場200台分を整備。駐車台数を600台まで拡充させた。

 旭川医大では「利用者から薬局が混んでいて待ち時間が長い、駐車場が遠く不便といった声が上がっており、対策の必要性が高まっていた。患者へのサービスや利便性の向上につながれば」と期待を寄せている。


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